本日のカウンセリング

【第65話】 帝王切開の痕 (2020/06/21)


25年前、帝王切開をする際、脂肪が邪魔になるからと下腹部の一部の脂肪を切除されたという方からご相談を受けました。お腹の横ジワに沿って走る傷跡を境目に、脂肪のある部分と無い部分の段差が目立つというお悩みでした。
診察の結果、傷跡部分を2箇所小さく切って、そこからその上の部分の脂肪を吸引するれば、おなかの段差は解消できるだろうという事でした。できる限り段差を目立たないようにしますという事で、一通りの説明をさせていただきました。
カウンセリング後、ご自宅に戻ってご家族と相談され、心を決めて本日手術を受けに来られました。 脂肪吸引は、先にお腹にしっかりと麻酔液を注入させた後、カニューレで丁寧にバランスを見ながら脂肪を吸い取っていく手術です。まさに医師の経験とセンス、技量などが問われる手術です。
手術直後から、ご自分で身体を見て「段差がなくなってる!」「平になってる!」と喜んで頂き「次は二の腕の吸引もしたいな」とまでおっしゃて頂きいました。抜糸までの数日痛みがあったり、慣れないニッパーでの圧迫に少し不便さを感じられると思いますが、仕上がりには満足していただけた様なので本当に良かったです。