本日のカウンセリング

【第56話】 フェイスリフトをする前に(2019/12/23)


今日は、30代男性の顔のタルミについてカウンセリングを行いました。
仕事で初対面の人と会う事が多いのですが、いつも45歳位に見られてしまうそうです。できるだけ歳相応に見られる様にして欲しいというご相談でした。
ご自身では法令線が一番気になるそうで、これまでも他院でヒアルロン酸を注入したり、溶ける糸で引き上げたことはあるとのことでした。ただ、こうした施術の効果は一時的だという事もあり、今回は思い切って切開をするフェイスリフトを検討されておられました。
お顔を拝見すると、確かに法令線の目立つ方ではあります。しかし、フェイスラインに大きなタルミは確認できません。先生は「たるみや老化も多少あるでしょうが、それよりは骨格の位置の影響と、笑うときなど法令線がぐっと入りやすい(=筋肉の収縮(緊張)が強い)方なので、どうしても法令線が深く見えるのでしょう」と説明されました。加えて「目の下に出来た凹みも、老けて見える原因になっている」という事でした。
一通りの説明の後、「ボトックス注射で筋肉の緊張を弱めれば法令線は浅くなります。」、「目の下もヒアルロン酸を注入するだけで十分若々しく見えるはずです。」という提案をしました。
法令線にボトックス注射が有効というのはあまり知られていないかもしれないですが、この方のように有効なケースもございます。まずはシワの原因が何なのかをしっかりと見極めることが大切です。
ご本人も「フェイスリフトは検討していたけど、ダウンタイムがどうしても気になる」と悩んでおられたので、切らずに改善が望めるならそれが一番だとホっとしておられました。
今日はボトックスとヒアルロン酸注入の予約をとられ、「万が一、その注射を受けても僕がまだ気にするようであれば、フェイスリフトをお願いします。」と施術日を楽しみにお帰りになられました。